信州発あっちこっちどっち!?

釣り、登山、自転車、食べ歩き

父島から母島への行き方

母島とは。

小笠原諸島の父島から南に50km、人口約450人の島です。宿は13軒で収容人数は171人。父島の収容人数が千人なのと比べるとかなり少ないですね。

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島内に公共交通機関はなく、タクシーもありません。道路は南北に1本走ってます。集落は1つだけ、商店は3店(漁協売店、JA売店、前田商店)、飲食店は4店、コンビニはありません。一番大事なのは薬局がないので市販薬は買えないところでしょうか。もしものときに備えて酔い止め、風邪薬、胃腸薬は持参しました。

 

母島への行き方

母島に行くには、父島で「ははじま丸」に乗り換えて2時間の船旅が必要です。運賃は意外に高めの設定、片道4,350円。東京で翌日に乗る分の乗船券は前もって買うことは出来るのですが、ははじま丸乗船には乗船名簿への記入が必要で、記入用紙を父島の窓口でもらわないといけないので結局並ぶことになり前もって東京で乗船券を買っておく利点は全くなかったですね。(実は張り切って東京で買って来てしまった)

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おがさわら丸が11時に父島に着いて、ははじま丸は12時に出航です。乗船して右側がイスの席、左に行くと靴を脱いでの座敷席です。どっちに行くかは自由です。座敷のほうが毛布と枕があって横になって過ごせます。行きは上のデッキで母島のガイドさんによる案内もあったようです。

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 船で噂話好きの見知らぬおばさんから聞いた話によると、去年(2017年の夏)秋篠宮紀子さま悠仁親王がチャーター便じゃなく一般人と同じ船で母島旅行に来られていたとか。ホンマかいなと疑って調べてみたらどうやらホントのようで。おそるべしオバちゃんの噂話ネットワーク!

 

12時、ははじま丸出航。

さよなら父島(笑)

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父島のハートロック♡

母島へは仕事で行く人も多いようで、「お仕事ですか?」と話し掛けられること多数。まぁ、2月の半ばに働き盛りのオッサンが小笠原に居ること自体が不自然か。有給消化で仕方なく旅をしてるんです!

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観光で来てることを伝えるとクジラの居場所を教えてくれました。指差された場所を見るとクジラの姿が!冬の母島近海はザトウクジラの巣(?)なんですね。母島滞在中もたくさんのクジラを見ることが出来ました。

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(母島の南崎で見かけたザトウクジラ。2018/02/15)

 

父島・二見港を出て2時間、母島・沖港に到着です。あの尖った山が気になる。。

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というわけで、宿にチェックイン後、早速その尖った山に登ってみました。

 

剣先山展望台

どうやらその尖った山は展望台のようです。住宅街の横から裏山の散歩スタート!(母島最高峰の乳房山は別の日に登ったので記事はまた別で。)

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 ポトスを始め観葉植物が地面から生えたりしてるだけでも南国感あふれててウキウキしてしまうのに固有種のタコノキとか普通に見れて興奮してしまいます。

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土鳩より少し大きな鳥が居る。もしや固有種のアカガシラカラスバト!?小笠原に来たらこの目で見てみたかった鳥にこんなに簡単に会えていいものなのか?

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すごい島に来てしまった。

 

ほどなく展望台に到着。島に集落はひとつだけなので、港も宿も商店も郵便局も学校も全てこの中にあるコンパクトビレッジ。

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島の南側の展望。

明日は島の先っぽまで歩いてみよう!

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島の探検編に続く。