藤ノ木古墳と法隆寺
藤ノ木古墳
1980年代後半に発掘作業が行われて考古学ブームを巻き起こした藤ノ木古墳。大阪では毎日のようにあれが見つかった、これが見つかったと報道されてた記憶があります。なんせ盗掘されてない古墳ですからね!
あれから30年、今や訪れるひとの姿もなく元の姿に埋め戻された…と思いきや、近づくとガラス越しに石室を覗くことが出来るようになってるじゃないですか!
興奮のあまり鼻血が出そう。
でもまぁ、暗闇ですよね?
と、思ったら!
人感センサーが反応して照明が点灯するだって!?
しかしライトの一部が壊れてるだって!?
ここは窓に張り付いて目を凝らしてみよう。
・・・!
おぉぉぉおおおお!
めっちゃ見える!
本物の石棺まで見える!
これはいいものを見せてもらった。
※春と秋の2回、扉が開いて奥まで入れる日もあるそうな。
斑鳩文化財センター
興奮収まらぬまま藤ノ木古墳の埋葬品レプリカが展示されている斑鳩文化財センターに向かう。
※現物は橿原考古学研究所の博物館で展示されてるのだけど2018年12月から2020年頃まで改修中で休館しているため本物はしばらく見れません。
入口の石棺レプリカ。
受付で入場料を払おうとしたら無料ですと言われてマジー!?そして藤ノ木古墳の説明が始まり、え!?解説付きなの!?と、やや困惑(笑)
ここでさっき覗き見してきた羨道を思い出してみよう。
道幅は奥側が30cm広いんだって!石棺は右側(東)が高さも幅も大きくて東枕で埋葬されていたと。石棺の奥に馬具が収められていたと。
そしていよいよお宝展示室へ。
ここでも一品ずつ解説してもらえると言うありがたさ。馬具ひとつとっても10分以上説明してもらえたのではw
パルメット、パルメットって呪文のように唱えられても何のことかよく分からないので聞いてみたところヤシの葉をモチーフにした文様のことで、確かに唐草模様みたいなのがたくさんある。
聖徳太子よりも前の時代なのに象も居る。
脚が2本と腕が2本、手には斧と剣を持った人身獣頭の透し彫り。こんなの説明受けてなかったら分からない。
石棺の再現レプリカ。手前が東。発見時は20cmくらい水が溜まっていたけど縁まで水が溜まった跡もあるとか、宝石は無くてガラス玉ばっかりとかそんな話もしてもらった。
埋葬されてたのはDNA鑑定で血縁関係のないことが判明した20歳前後の男子2人と言うことで、腐女子が希望するBL的な展開ではないにしても謎の多い古墳なんですね。古代のロマンたっぷりや〜
世界遺産 法隆寺
三連休でも空いているのが法隆寺。藤ノ木古墳の近くにあるので寄ってみました。
高校1年生のときにチャリで来て以来かな?(距離25km,当時の記録によると掛かった時間は90分)
今回は参拝料1,500円にビビって回廊の内側には入らず。昔は800円くらいだったのに〜
車は法隆寺の参道にある駐車場を利用。1日停めても500円だなんて良心的。
国道沿いに停めたとしても周辺の相場は500円ですね。