レンタル自転車でしまなみ海道を走破する
起点を尾道にするか今治にするか
しまなみ海道を走るには広島県の尾道か愛媛県の今治からスタートするわけですが、どちらを起点にすればいいか悩ましいところ。今回は年末年始の帰省で大阪に居るので、大阪からの移動手段も含めて検討してみました。
夜10時南港発、翌朝6時に愛媛県の東予港に着きます。港に着いたら、今治駅方面への無料シャトルバスがあるので今治駅で自転車を借りればOK。My自転車を持ち込む場合、デラックスシングルを予約したときのみ自分の部屋まで愛車をバラさず持ち込めるので便利そうだなと思いました。片道料金はシングルで7千円前後、デラックスシングルで9千円前後です(季節や曜日によって変動)。往復で予約すると2割引になります。今回は愛媛から大阪に戻る便が1月5日発まで全クラス満席につき今治スタートは断念。
新大阪から尾道まで新幹線を利用する場合
新尾道駅まで新幹線で行ってしまうと尾道駅まで下るのが面倒くさそうなので、福山駅まで新幹線、在来線に乗り換えて尾道駅まで行くことにしました。新大阪駅から尾道駅まで約90分、料金は8,500円。思ってたより近い!
しまなみ海道で自転車を借りるとなると、ロードバイクならジャイアントストアかRed Bicycles、クロスバイクやママチャリとなるとしまなみジャパンが有名どころでしょうか。
しかーし!
ジャイアントストアは12/29〜1/04まで年末年始休み、Red Bicyclesは1月半ばまで休みと言うことでしまなみジャパン一択になりました。何年か前に不良整備自転車問題で話題になってたような気もするけど借りてみて試してみるしかありません。しまなみジャパンのいいところは、レンタル料金が安い!(1日1,000円)、道中10ヶ所以上あるレンタサイクルステーションで乗り捨て可能!(乗り捨てる場合は保証金1,000円の返金無し)
尾道からスタート
尾道駅前の港湾駐車場で自称クロスバイクを借りてスタート。天気と風の予報から、年末年始休暇9連休のうちベストコンディションは1月4日(金)と判断。1週間前に自転車のレンタル予約を済ませておいたので貸出手続きはスムーズに済みました。早速、対岸の向島に渡りましょう!
なのですが、高速道路の新尾道大橋は自転車禁止、尾道大橋も自転車は危険とのことなので渡船で安全に渡ります。料金は大人ひとり100円+自転車10円の合計110円を船内で支払います。
向島から因島へ
向島に上陸しました。見知らぬ場所に放り出されてワクワクします。今治まで路面にブルーラインが引かれているので、曲がり角等で見落としたりしない限りは地図がなくても走れそうな雰囲気はあります。5kmほど走ると向島休憩所。最初に渡る因島大橋が綺麗に見えてます。
因島大橋だけ自動車道と自転車道が2段構造に分かれてて、自転車は下側の道を走ることになります。橋を渡ったら因島。ポルノグラフィティの出身地ですね。因島を縦断して次に渡るのはこの生口橋。スタートからここまで20km、1時間。
自転車道に入らずここから海沿いに3km進むと自転車神社として有名な大山神社なのですが今回はパス!みかんの道を登って、生口島に上陸。
レモンの島、生口島
気分は南国!(本日、1月4日です)
生口島を10kmほど走ってサンセットビーチに到着です。
気持ち良さそうに飲みやがって!(ゴールまで我慢)
ビーチをあとにし、国内最長の斜張橋、多々羅大橋を渡ると大三島です。
道の駅 多々羅しまなみ公園
スタートして約2時間、多々羅大橋ふもとの道の駅が充実してそうなので休暇していきましょう。
道の駅の産直では色んな柑橘の直売が。紅まどんなは完売でさすが人気の品種だなと。買ったみかんはダンボールに詰めて宅配も出来るから自転車で来ても安心。
そして、これは写真でよく見かける撮影スポットではないですか!サイクリストの、サイクリストの、、なんだっけ!?
サイクリストの聖地!
(大事なところを隠してしまいました)
デコポンのストレート果汁ジュースと島みかん大福。小粒の丸ごとミカンが包まれた大福ヤバうま。今治に着いたら買い込んで帰ろう!(と意気込んでいたが今治では見かけず撃沈)
ちなみに、スタートからゴールの間に食べたのはこの大福&ジュースとポカリ1本だけでした。
マハタ料理も食べておけば良かったかな?
伯方の塩!の、あの島です。
博多じゃないんだね、瀬戸内海にある島の塩だったんだね!(と、言いながら普段愛用してるのは赤穂の天塩です)
ソフトクリームを食べることなく次の島へ。伯方ビーチから次に渡る橋が見えてました。
しまなみ海道唯一の?峠越え
伯方・大島大橋を渡ると大島に上陸。途中、見近島に下りるエレベーターがあったらいしのだけどそんなものには気がつかず通過。
この島、何げに峠越えがあった(斜度は全然キツくないけど。※個人差があります。)
峠を越えて坂道を下ると海に到着。最後に渡る来島海峡大島が美しく見えて感慨にふけるひとときです。今回の相棒と記念撮影。
海に突きあたってすぐ近くに道の駅よしうみいきいき館があります。ここでは300円で七輪を借りて好きな活け魚介を選んで焼いて食べるのがいいのかな?小粒牡蠣1個130円とか魅力的な魚介がたくさん!でも、今治に着いてから食べればいいかと思って偵察で終了。(ここで食べるべきでした)
けんけんうるさいけんw
4kmもある来島海峡大島を渡って四国上陸!
長さ4km、しまなみ海道で1番長い橋です。橋から冠雪した石鎚山も見えたりしたけど冬山道具持って来てないから登りに行けない。
雲行きもあやしくなってきました(翌日は雨)
橋を渡り終えて市街地を7kmほど走ると今治駅に到着、ゴールです!休憩込みで5時間、累積標高が1,200mもあったのは意外。
自転車を返却して温泉で汗を流してスッキリ。(喜助の湯 700円)
さて、旨いもんでも食うか。
と、思ってたのに駅には店がほとんどなく、あきらめて駅ビル内のコンビニでビールを調達。したものの、岡山行き特急の指定席完売&自由席も満席で飲まずに終了。新幹線も満席で立って移動。島で食べておくのが正解でしたね。おみやげもショボいものしか買えず。
ハイシーズンだと橋に登る道がいろんなレベルのひとで詰まって爽快には走れなさそう。冬の風がない日を狙って行くのがストレスなく走れそうです。つまり今回大当たり〜
スタート時の気温、氷点下1℃、昼間は12℃くらい。風はほぼなし。
服装は、インナーがモンベルのジオライン中厚手、サイクルジャージは上が10℃対応+モンベルのレインコート、下は0℃対応ジャージ。足元は登山用ウールの靴下+岩場対応トレランシューズ、手は街用のスマホ対応手袋から後半は夏用の自転車用手袋に交換しました。
また行くときがあればやりたいこと。
・みかん大福買い占め
・道の駅多々羅でマハタ料理に舌鼓
・大島の道の駅で海鮮七輪焼き
食べものの恨みは恐ロシアww
最後に予算。
- レンタサイクル代1日1,000円+乗り捨て代1,000円
- 各橋の通行料金は2019年3月31日まで無料!(自動車は有料だよ)
- 新大阪駅〜尾道駅 約90分 8,490円 ※新幹線は指定席
- 今治駅〜新大阪駅 約3時間 9,760円 ※特急&新幹線ともに自由席